初夢

依頼人は初老の男性。知り合いの女子高生(仮にA子としておこう)に殺人の容疑がかかった上に行方不明だそうだ。
被害者は彼女と同じ高校に通う、これまた女子高生。A子とは正反対のタイプで、真面目な生徒だったようだ。


A子は最初は目撃者のはずであった。
というのも今回の事件を警察に通報したのは彼女自身であるからである。
深夜に被害者が見知らぬ男に殺害されたのを目撃したA子は近くの電話ボックスから警察に通報した。
現場に駆けつけた警官は、付近を操作するが、怪しい人物や被害者を発見できない。
通報はA子の悪戯か見間違いでは? と考えられ始めた早朝、死体が発見される。
が、場所がA子の証言と食い違う。さらに死亡推定時刻がA子の通報後であったことが判明。
さらに、A子が通報後警官と会った直後に行方不明になっていることから、A子は疑われることになったのだ……。


事件のあらましを初老の男性から聞いた私は、次にその男性の家に案内される。
できれば、A子とこの男性の関係に探りを入れようと会話を始めるのだが、
その男性の妻が陰険な人で、さぁ、このオバサンから情報を引き出すのは至難の業だぞ――。


っと思ったところで夢が覚めた。


あー。謎の答えが用意されて無い……。