Gmail から Xperia へフリガナを同期する方法

Xperia の連絡帳を Gmail から同期するとフリガナが反映されないことがあります。正確には「Gmail の連絡帳にはフリガナが登録されているのに、Xperia では反映されない」という状況です。その対策方法です。

自分の環境では上手くいきましたが、最悪データが壊れる恐れがあります。自己責任でお願いします。
4/3 CSV の項目に改行が含まれていると、おかしくなるようです。内容が理解できる方以外は実行しないでください。
この問題は Gmail に登録されているフリガナのフィールドと Xperia がフリガナとして参照しているフィールドが異なるために起こります。そもそも Gmail の連絡帳にはフリガナという項目がなく、フリガナは「カスタムフィールド」という形で設定されます。
Outlook などからインポートされたフリガナ情報は

  • 姓(フリガナ)
  • 名(フリガナ)

という風に姓と名が別々のカスタムフィールドに登録されますが、一方で Xperia が参照するカスタムフィールドは

  • 名前(フリガナ)

という姓名セットのフィールドなので、フリガナデータを取ってくることができないのです。

対策方法は今 Gmail にあるデータを一度 CSV の形で出力して、名前(フリガナ)フィールドを作ってやることです。

  1. Gmail の連絡先をエクスポートする。Google CSV 形式で。
  2. 出力した CSV文字コードの関係上そのまま EXCEL で読むことができない。一度メモ帳で開き「名前を付けて保存」で同じ名前で保存する。この時文字コードANSI にする
  3. google.csvEXCEL で開く。ダブルクリックではなく 電話番号データを文字列として読み込むように注意! 数値として読み込むと先頭 0 関係が危ない
  4. E 列に Yomi Name フィールドがあることを確認する。データがセットされていない空の状態になっているはず。フリガナとして設定したいデータは H 列 Family Name Yomi と F 列 Given Name Yomi にある
  5. E2 セルに「=H2&F2」とでも入力して F列 と H列 のフリガナデータをとってくる。E3 以降のセルはコピーすれば自動的にフリガナデータが設定される。性と名の間に空白がほしい時は「=TRIM(H2&" "&F2)」とか
  6. 上書き保存する
  7. 念のためもう一度メモ帳で開き保存する。文字コードUnicode にして、元に戻しておく。
  8. Gmail の連絡先インポート機能で google.csv をインポートする。前のデータは消さなくても自動的に統合される。
  9. Xperia に同期されるまでしばらく待つ

これで Xperia でもフリガナが使えますね!