vectorvision を導入するには

vectorvision は Papervision3D を利用してベクターグラフィックスの 3D 表示を行うライブラリです。(Papervision3D 逆引きシリーズ)

1, ダウンロードする

http://code.google.com/p/vectorvision/ から zip ファイルをダウンロードして任意のフォルダに解凍します。
この例では「vectorvision」フォルダの下に src フォルダなどが配置されるようにしました。

2, SWC ファイルを作る

vectorvision 下に lib ディレクトリを作った後、コマンドプロンプトで以下のコマンドを実行し、SWC ファイルを生成します。

compc --external-library-path+=PapervisionのSWCファイルのパス --include-sources ./src --source-path ./src --output lib/vectorvision.swc

「--external-library-path」オプションで Papervision の SWC ファイルのパスを指定しています。このオプションを使用すると、クラス名の参照だけ行い SWC 生成時にリンクすることはありません。生成される SWC ファイルは vectorvision のコードのみを含んでいます。

3, ASDoc を作る

コマンドプロンプトで以下のコマンドを実行し、ASDoc を生成します。

asdoc --doc-sources ./src --source-path ./src --output ./doc

4, SWC ファイルを使用するときは

vectorvision を使用するコードのコンパイル時に mxmlcコンパイルオプションで

--library-path+=PapervisionのSWCファイルのパス,vectorvision.swcのパス

とします。vectorvision は Papervision に依存したライブラリなので Papervision の SWC ファイルのパスも一緒に指定する必要があります。
あるいは設定ファイル xxx-config.xml に以下のように書いても同じ効果があります。

<flex-config>
  <compiler>
    <library-path append="true">
      <path-element>PapervisionのSWCファイルのパス</path-element>
      <path-element>vectorvision.swc</path-element>
    </library-path>
    ...
  </compiler>
  ...
</flex-config>